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​Eさんママの娘さんの場合
娘さん
​・小学6年生

*聴力は?


左 スケールアウト

右 50db程度

*いつからいつまで普通学校に通っていましたか?

いわゆる健聴児の保育所に通っています。週1回の聾学校の通級指導には年中さんから通っていました。今小学校6年生ですが、中学も健聴児と同じクラスに通う予定です。

*どの科目が一番大変だと感じたか?

先生には耳や病気についてできるだけ正確に細かく伝えていました。

小学校の間は 国語のテストでCDを聞き取りながら行うテストがありまして、それに少し困ったことがありました。あと、低学年の頃は音楽で歌を歌う時に『耳が悪いから音痴だ』と からかわれたことがあります。

*英語や音楽など、耳を使う授業に関してはどのように工夫をしていたか?

英語はまだ経験がないですが、工夫がいるなあと思っています。本人も今から苦意識を芽生えさせております。音楽については、ピアノを習い始めて聴音などのレッスンを受けることにより、とても自信を持つようになりました。

*コミュニケーションについて苦労したことはなにか?

コミュニケーションについて苦労したことは、親子間兄妹間では特に感じません。大きな声でしゃべらなければならないこととか、朝起こすのが大変とかいう程度です。

 

*クラスでの友達とのコミュニケーションで工夫していたことはなんですか?

クラスでは、やはり心無い子などいますので、時にはおしゃべりの輪に入れなかったり、なんで笑っているのかわからないまま寂しい思いをしたりといったことは人数の多い学校ではよくありました。
工夫は特にしていませんが、くよくよしないこと、いやなことがあったら即先生に伝えること。などを心がけていました。


*授業を受けるにあたって、どういった配慮をお願いしましたか?

授業を受けるにあたっては、前の方の席で、聞こえる側の右耳に皆の声が入りやすい席を確保していただきました。

先生にはFM送信マイクを付けていただきました。
 

*普通学校へ通うにあたって、どんなことが一番大変だったことは?

3年生4年生ではあまり役に立っていないことがのちに判明しました。FMマイクの使い方を徹底していただかないと、苦痛になるだけだと知りました。(実は断線していて 雑音ばかりでとても聞き取りにくかったことと、先生が授業中以外の時もスイッチを入れっぱなしで一日中過ごしていました。)
 

親として、とても反省しています。

*普通学校に通ってよかったことはなにか?

友達ができたことと、先生たちに難聴や病気を理解していただけたことです。そして、石垣島に転校してすばらしい環境で素晴らしい子供たちに出会えたことです。

*ろう学校に行きたいとおもったことがありますか?

聾学校に行きたいと思ったことはありませんが、難聴クラスのある京都の二条城北小学校にいくべきだったかなぁと思うことはありました。(理由は、補聴環境の充実や、同じ難聴児童とのかかわりも大切だなと思ったことから。)

 

*学校以外で習い事をしてましたか?

​ピアノと習字

*普通学校へ通うにあたって心得て欲しいこと
 そして、
普通学校へ通う後輩へのメッセージ!

いろんな子供がいますから、親も子もくよくよしないこと。

常に前進していく気持ちを大切にすることですね。

あとは、先生に補聴器やFM機器などの使い方を正しく理解してもらうことです。

例えば、大声で他児を叱るときにはFMマイクのスイッチを切ってもらうとか。 

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