朝。
学生時代、毎日憂鬱でしかたなかった朝。
目が覚めるたびに、 視界がぐらぐら。動悸。耳をはじめ全身に激しい激痛。吐き気。
どうせ、朝目が覚めても、
容赦なく発作が起きて耐えなければいけないという憂鬱。
どうせなら、もう朝なんて来なくていいと願ったことがあるのも、いまなら笑って話せること。
だからこそ、
目が覚めて、
めまいもなく、 激しい痛みもなく、
朝を迎えられる”今”が、
本当に本当に幸せで仕方ない。
でも、
「どうか明日は発作が起きることなく、元気に目覚めることができますように。」
と毎晩夜空に向かって願っていた頃がふと懐かしくなる。
あのときの気持ちを忘れちゃいけないなって、強く思う。