努力が報われないときも、ある。
「病気をもっていたら、どんな努力をしても無駄な気がする。努力をする意味があるんですか。努力をすればするほど苦しくなるだけです。」 と、同じ病気と診断されたばかりの若い男の子からメールがくる。
努力が必ず報われるとは限らない。
どんなに努力をしても、
どんなに信じていても、
報われないときもある。
病気さえなければ、
障害さえなければ、
と叫びたくなるときもある。
むせび泣きたくなるときもある。
消えたいと思うこともある。
わたしも、なんどもなんどもありました。
いまを頑張って乗り切れば第一志望の高校受験を受けられる。
いまを頑張って乗り切れば大学に通うことができる。
そう努力をしてきたけれど、どれも叶わず。
叶わなかったけれど、 でも、それでよかったんだといまは心から思える。
その道に行けなかったからこその出会いや経験があった。
たとえ、努力が報われなかったとしても、努力の価値を信じている。
自分が叶えたかったことを諦めざるをえなくなったとしても、
別の場所で思いがけない形で大きな糧になるときがある。
報われなかったとしても、
努力の意味はなくならない。
ちゃんと自分の身になり、
いつか役立つときが必ず必ずくる。 大丈夫。 小さな幸せはそこらじゅうにたくさんある。 楽しむ選択肢もまだまだたくさんある。